2008年05月30日

山のあなた 徳市の恋

山のあなた 徳市の恋見えない目で
 あなたを見つめていた。

草g剛を主演に迎え、名匠 清水宏監督の『按摩と女』(1938年 松竹)を、『鮫肌男と桃尻女』(1999年 東北新社)などの石井克人監督が完全カヴァー。

新緑の眩しい季節。温泉場へと続く山道を、目の不自由な徳一(草g剛)と福市(加瀬亮)が足早に歩いて来る。按摩で生計を立てる二人は、冬の間は海の温泉場で過ごし、春になると山の温泉場にやって来る。目明きの人間を今日は何人追い抜いたかと楽しむ二人は、いつしか温泉場の名物となっていた。そんな二人を、温泉場へと向かう馬車が追い抜いて行く。馬車には大村真太郎(堤真一)と甥の研一(広田亮平)、そして“東京の女”が乗っていた―。
温泉場の按摩宿泊所に到着した徳一と福市に、早速のお呼びがかかる。徳一は鯨屋へ、そして福一は観音屋へ。鯨屋に到着し、施術のため客室を訪ねた徳一を待っていたのは・・・“東京の女”三沢美千穂(マイコ)であった。何処か不安気で謎めいた美千穂に、徳一は仄かな恋心を抱いて行く―。

一見、『鮫肌男と桃尻女』や『PARTY7』(2000年 東北新社)の頃からは、随分と違う作風に思える石井監督作品。しかしこの映画を観ていると、何やら繋がりというか、求めてきた物が分かるような気がします。大きな抑揚があるわけではなく、ゆったりと流れる物語。とある時、山の温泉場での出来事を、静かに風景を眺めるが如き視点がとても優しく心地良い。主人公 徳一を演じた草g剛良いね!目が不自由でありながら、常に前向きで明るく、そして負けず嫌いな徳一を演じる姿は、実に自然体マイコ演じる美千穂のの美しさ、堤真一演じる大村の人間味ある下心も物語にを添えている。
古き良き頃を描いた日本映画。う〜ん、実に良き“心の入浴”(入浴料¥1,000)であった。(^▽^)
山のあなた 徳市の恋 美千穂の心のうちは?
製作年: 2008年
製作国: 日本
配給: 東宝
スタッフ: 監督・編集: 石井克人
エグゼクティブプロデューサー: 大多亮 / 飯島三智
プロデューサー: 松崎薫 / 谷口宏幸 / 和田倉和利
脚本: 清水宏
撮影: 町田博
美術: 都築雄二
衣装: 川崎健二
作曲: 中川俊郎
照明: 木村太朗
録音: 森浩一
キャスト 草g剛
加瀬亮
マイコ
広田亮平
津田寛治
三浦友和
堤真一


posted by 神之峰 風斎 at 23:53| Comment(0) | TrackBack(1) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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【2008-126】山のあなた 徳市の恋
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Tracked: 2008-05-31 18:15