京極夏彦原作、『姑獲鳥の夏』(2005年 日本ヘラルド映画)に次ぐ映画シリーズ第2弾。
1945年、太平洋戦争末期―。戦場で命を長らえた海軍中尉 榎木津礼二郎(阿部寛)は、屍骸に埋もれ身を隠す久保竣公(宮藤官九郎)なる一兵卒を救う。その直後、炸裂した照明弾の爆発で左眼を痛めた榎木津に、奇しき異変が起きる。その左眼に映ったのは・・・久保の“ハコ”に纏わる悍ましき記憶―。
時は経ち、1952年―。東京では、少女連続殺人事件が起こり、絶大な人気を誇った元女優 柚木陽子(黒木瞳)の娘 加菜子(寺島咲)も失踪する。探偵 榎木津礼二郎は、陽子から加菜子捜索の依頼を受ける。その頃、作家 関口巽(椎名桔平)と記者 中禅寺敦子(田中麗奈)等は、妖しげな新興宗教 神秘御筥教について調査していた。それぞれの謎は複雑に絡み合い、やがて一同は京極堂 中禅寺秋彦(堤真一)もとに集う。
京極堂の“憑き物落とし”が暴き出す物は、果たして―。
累計500万部を超える京極夏彦の小説“京極堂(百鬼夜行)”シリーズ最高傑作、堂々の映画化。
昨年亡くなった実相寺昭雄監督から原田眞人監督に代わっての本作。登場人物の雰囲気も変わり、また新しい世界観を創り出しています。永瀬正敏から代わった関口役の椎名桔平もなかなかで、堤真一、阿部寛との43歳トリオの掛け合いは息ピッタリ、ベストを尽くしています!(笑)原作とは些か違うアプローチも、映画としては納得でき、悪くはない。一見複雑で速い展開に、何処か見落としたら結末が・・・と、心配したものの、京極堂の導きに難解さは無く安堵。独特の世界観と、時代を窺わせる演出も心くすぐる物があります。まあ、あのハコの館は、悪の秘密結社のアジトにしか見えんのだけれどねぇ!(爆)この『魍魎の匣』という名のハコの中、十分に堪能致しました。(^^)b
製作年: 2007年
製作国: 日本
配給: ショウゲート
スタッフ: 監督・脚本: 原田眞人
原作: 京極夏彦「魍魎の匣」
撮影: 柳島克己
美術: 池谷仙克
音楽: 村松祟継
編集: 須永弘志
キャスト 堤真一
阿部寛
椎名桔平
宮迫博之
田中麗奈
黒木瞳
柄本明
宮藤官九郎
他
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