誰もいない村で生き抜いた、犬の親子の奇跡の16日間。
無数の棚田も美しい緑豊かな村―。新潟県山古志村に暮らす石川家は、役場に勤める父 優一(船越英一郎)、息子 亮太(広田亮平)、娘 彩(佐々木麻緒)、そして祖父 優造(宇津井健)の4人家族。母親に変わって、時々訪れては面倒を見てくれる叔母 冴子(松本明子)は、既に他界した母 幸子の妹で、長岡市で美容院を営んでいる。
ある日、遊んでいた亮太と彩の前に、捨てられた子犬が現れる。子犬を連れ帰りたい彩を、亮太は無理だと諭す。父は大の犬嫌いなのだ。彩の思いに、亮太は祖父を巻き込み、父の説得を試みる。父は最初渋るものの、彩の心の内を察し受け入れた。子犬は“マリ”と名づけられ、家族の愛情の中で、すくすくと育っていった。
時たち2004年―。成長したマリは、3匹の子犬を産み母親となり、石川家は喜びに包まれていた。しかし、その時はやって来る・・・。10月23日(土)午後5時56分、突如山々はくずれ、地が裂け、家々も倒壊する。新潟県中越地震発生―。
実話を基に描いた大野一興の絵本『山古志村のマリと三匹の子犬』(文藝春秋刊)を、『瑠璃の島』などを手掛けてきた猪股隆一が初監督映画化。
悲劇に立ち向かう子供、動物・・・安易なお涙頂戴と、穿った見方をする向きもあろう。しかし・・・素直に感動した!わずか3年前の出来事である震災を描くのは、難しい部分が多かったであろうと思う。その辺り、自然や被災した人々への敬意と愛情を持って作られた事を感じられ、大変好感を持てた。実際に救助に当たった自衛隊員の協力も、物語のリアリティに寄与した。それにしても、大人の演技は当然として、兄妹を演じた広田亮平と佐々木麻緒が子供ながらに上手い。この二人、『涙そうそう』(2006年 東宝)でも兄妹役を好演しましたが、今回のキャスティングはそれぞれがオーディション受けた結果との事。成るべくして成った、最強タッグと言ったところでしょうか?マリ役を演じた柴犬のいちも芸達者だねぇ。久石譲の音楽と平原綾香の主題かも心地良く響きます。(^−^)
最後に、この震災をはじめ、世界の様々な災害の被災者の方々にお見舞いを申し上げると共に、その復興を切に願います。
製作年: 2007年
製作国: 日本
配給: 東宝
スタッフ: 監督: 猪股隆一
プロデューサー: 堀口慎
原作: 桑原眞二 / 大野一興
音楽: 久石譲
キャスト 船越英一郎
松本明子
広田亮平
佐々木麻緒
高嶋政伸
小林麻央
小野武彦
宇津井健
徳井優
他
【映画の最新記事】




